【横浜市社会人採用】新設枠(SPI型)の受験相談

相談内容

横浜市を第1志望にしている社会人です。数年間社会人採用枠を受験し続けていますが、毎年面接試験で落ちています。

再チャレンジしたいと思っていますが、来年から新たに社会人採用で特別実施枠(SPI型)ができることを知りました。来年受験をする時は、どちらで受験するのがいいでしょうか。

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【横浜市社会人採用】新設枠(SPI型)の受験相談

従来型との違い

これに関連するお問合せ、非常にたくさんいただいておりますので、この際私なりの見解を申し述べたいと思います。

まずは今回新設されることになったSPI型と、これまで実施されてきた社会人採用枠、9月に実施されてきたものですけれども、どういったところが違うんですかと。この辺りからご案内をしてみたいと思います。

まずは、これまで実施されてきた社会人採用枠試験の内容は大体こんな感じでした。

第1次試験:教養試験と論文試験
第2次試験:個別面接
第3次試験:個別面接

これがこれまで実施されてきた社会人採用枠であります。

これに対して、今回創設されることになったSPI型、どういったものなのかと言いますと、まずは第1次試験で適性検査が実施されます。これは現状ではSPIが実施されるみたいですね、「テストセンター方式」という記述がありました。

第2次試験は何かと言いますと「Myストーリープレゼンテーション」という形で、これまでの皆さん方のストーリー、すなわち歴史とか経歴とか、これについてのプレゼンテーションを実施しますよ、という形になっております。

そして第3次試験、いわゆる最終試験ですけれども、ここでは個別面接を実施するという形になっております。

ということは、大きく変わったのは第1次試験と第2次試験ですね。すなわち、第1次試験はこれまでは教養試験と論文試験だったものが適性検査に変わります、と。

この時点で、筆記試験の負荷がすごく小さくなりそうだなというのは何となく分かりますよね。そして、第2次試験がどうなったのかというと、これまで個別面接だったものが、先ほど申し上げたMyストーリープレゼンテーションという形で、プレゼンが課されますよ、という形になってます。

ということは、これは人によって見方も変わるかもしれませんけれども、第2次試験、すなわち面接等に入ってからの負荷がちょっと上がりましたよ、SPI型の方が、ということは言えそうですよね。

ということで、簡単にまとめますと、いわゆる筆記試験の負荷がバーンと下がった代わりに、面接とかコミュニケーションの負荷が上がった。これがSPI型の特徴、これまで実施されてきたものとの大きな違いなんじゃないかなと、個人的には思っております。

併願は原則不可

あわせて注意していただきたいのが、残念ながら、これまで実施されてきた社会人採用枠との併願は原則できないということであります。

現状、横浜市の公式HPに記載されてる情報をちょっと読み上げたいと思います。

※令和5年度における横浜市実施の他試験との併願は原則不可です。

ということは、先に申し上げたように、例えば9月に実施される社会人採用枠(今まで実施されてきたもの)と、今回新設されたSPI型は残念ながら両方受けるということはできないということであります。つまり、SPI型を受ける場合には、例年9月に実施されてきた社会人採用を受けることはできないし、逆もまた然りだということですね。

ですので、残念ながら皆さん方は二者択一を迫られるということになります。ただし、細かいところについてはまだ正式な受験案内がHPに記載がございませんので、もしも受験を検討してらっしゃる場合には、HPをチェックして、正式な情報が出たら、またそこをもって判断していただきたいと思っております。

面接強者が集う

なるほど、試験の内容がそういう風に違うのは分かった。そして、従来型のものとSPI型、併願をするのができないというのも分かった。

じゃあ、それを踏まえつつ、主にどういった人たちが今回新設されたSPI型を受験していくと考えられるだろうか。ここに関して、私なりの推論を申し述べたいと思います。

結論から申し述べますと、おそらく、いわゆる面接の強者。すなわち「面接任せてください」とか「話すの結構得意です」こういうようなモサモサの猛者、こういった人たちがSPI型を受験してくると考えられます。

それはどういうことだよ?と言ったときに、理屈は至ってシンプルでありまして。まず、先にご案内をしたように、今回新設されたSPI型というのは筆記試験のハードルが非常に低くなっているわけですよね。

ということは「いやぁ横浜を受けてみたいけどちょっと筆記のハードル高そうだから受験するのをやめとくか」。こういう風に考えていた人たちのうち、一部の方々が間違いなく受験を検討するはずですよね?

そして、この方々の中には「筆記は苦手だけど、面接に入りさえすれば結構いけると思うんだよな」というような方々がたくさん含まれていると考えられます。ということは、この人たちが受験してくると考えられるわけですから、当然面接以降の戦いはタフになりそうな感じがしますよね。

しかし、話はそれで終わりません。おそらく、これまで従来型、すなわち9月に実施されてきた社会人採用枠、ここを受験してきた人たちのうち、一部の方々はSPI型に乗り換える行動を取るのではないかと私は考えています。

従来型の社会人採用枠では1次の段階で教養試験が課されますよね。そして、1次を通過するかどうかというのは教養試験のスコアだけで決定されてきたわけです。

そして、ここを落ちてきた方の中には「いやぁ教養はダメだったけど、面接に入りさえすれば絶対喋れるのにな」。こういう人たちもたくさんいるはずです。

ということは、この人たちにとっては従来型のものよりも間違いなくSPI型の方が相性がいいはずですよね。どうしてかと言えば、SPI型のほうが筆記試験の負荷が小さく設定されているからです。

ということで、これまで受験を考えていなかった面接強者たちが受けてくるというのと、従来型のものを受けていて、でも残念な結果に終わっていたという方々のうち、一部の方々は間違いなくSPI型に乗り換えてくる。その結果として(面接が)うまい人たちが集まるわけですから、当然面接の戦いはタフになるんじゃないか。これが私自身の読みであります。

もちろん、実際にどうなるかというのは蓋を開けてみないと分からないというところはあります。ですけれども、おそらく面接が得意な人たちが集まるのではないか、というのが私なりの予測ですね。

これを踏まえた上で、質問者さんはどうするべきなのか、というお話に移りたいと思うんですけれども。個人的な見解を申し述べますと、質問者さんはおそらく従来型、すなわち9月に実施されてきた社会人採用枠、ここを受けるほうが相性としてはいいのではないかと個人的には思います。

なぜかと申しますと、質問文にもあるとおり、質問者さんは残念ながら毎年面接試験で落ちてらっしゃるわけですよね?ということを踏まえると、やや厳しい表現になりますが、質問者さんは面接がそれほどお得意ではないと思うんですよ。

これを踏まえますと、先の私の予想で申し上げたとおり、SPI型は面接が得意な人たち同士の戦いになる可能性が非常に高いので、相性がそんなに良くないんじゃないかと思うんですよね。ですので、もちろんまだまだ検討はなさると思いますけれども、質問者さんに関しては従来型のほうが相性はいいんじゃないかと思っています。

でも、これを見てくださってる方々の中には、筆記は苦手だけど面接は得意なんだよ!という方もいらっしゃると思うんですよ。ですので、そういった方々に関しては、従来型のものだけではなくて、新設されたSPI型の受験も検討してみていいのではないかと思っております。

ただ、すでに申し述べたところではあるんですけれども、まだ正式な受験案内が出ておりませんので、これから定期的に横浜市の公式HPをチェックしていただいて、しっかり正式な受験案内が出た上で意思決定を下していただければと思っております。

公務員試験社会人採用Q&A

下記の記事では、公務員試験 社会人採用(経験者採用)受験生の皆さんからいただいた相談の一部と、それに対する私の回答をまとめています。

なお、ご質問はGravity公式LINE(市役所・県庁専用)から受け付けております。

この記事の筆者
筒井夢人

社会人採用研究所を運営している筒井夢人と申します。プロ講師として、社会人採用の指導を専門的に行っています。その経験を基に、このサイトでは公務員試験「社会人採用」について発信しています。

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