【横浜市社会人採用】論文対策

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【横浜市社会人採用】論文対策

はじめに

Gravity講師の筒井です。今回は、横浜市社会人採用試験の論文対策をテーマにお届けいたします。横浜市、多くの受験生は、面接重視の自治体だというふうに理解をしています。これは、前回の動画でもご案内を申し上げた通り、極めて妥当な理解ではあります。

しかしですね、論文も無視することはできない。その程度の配点割合は持っております。どういうことかと申しますと、一次試験で論文試験は実施されますが、一次の合否そのものは、教養試験のスコアのみで決定されます。

では、二次試験で論文がどのぐらいのウェートを占めてるのかと言いますと、論文の評価が100点、そして個別面接の評価が200点、合計300点で二次の合否が決まって参ります。確かに個別面接よりは小さいけれども、それなりの大きさありますよね。

300点満点のうちの100点ということは、3分の1は論文で決まってくるっていうことじゃないですか。ですから、横浜市、面接重視なのは事実なんですが、少なくとも二次試験の段階においては、論文を無視することはできないように思います。

その論文、どういうふうに対策をしたらいいのか。諸々申し上げたいことはあるんですけれども、少なくとも、この4つのポイントはきちんと意識をしておいていただきたいなということをこれからご案内申し上げます。それでは早速参りましょう。

時間制限はキツくない

1点目に、時間制限は決してきつくはありません

どういうことかと申しますと、まず横浜市論文の制限時間は60分という形になってますよね。で、750字以内という指定も同時にあったと思うんですけれども、750字以内っていう指定があるときに、最低限何文字ぐらいは書いておきたいのかっていうところご案内をしておくと、大体ですね、700字は超えたいなというイメージを持っておいていただくといいかなと思います。

これ、きちんと根拠がありましてね。一つ、公務員試験における論文の目安としては、指定された文字数制限の大体プラスマイナス10%以内、このぐらいに収められるといいよねっていうふうに言われるんですよ。例えば1000字程度っていうふうにあったら、900字は超えたいところだし、1100字よりは少ない方がいいかなみたいな。プラマイ10%っていうのが一つの目安になってくるんですね。

その場合、横浜市は750字ですから、厳密に言うとね、700字なくてもいいんじゃないっていう意見もあるかもしれないんですけれども、700字っていうのが一つわかりやすいじゃないですか。

なので、それを超えられるぐらいが一ついいかなと思うんですよね。ここで700字を目指すという場合に、1時間で700字っていうことは、30分で350字を書くっていう感じになってきますよね。で、これ特別区の経験者採用試験の論文に比べると、明らかに緩いなっていう感じがしませんか。

例えば、特別区の経験者採用試験って、試験時間が90分で、最低1200字は書かなきゃいけないわけじゃないですか。となってくると、30分で400文字以上は確実に書かなきゃいけないわけですよね。それに比べて横浜市の場合には、30分で350文字でいいわけじゃないですか。

となってくると、少なくとも特別区経験者採用の課題式論文、あるいは職務経験論文に比べれば、時間制限はきつくはないよなっていうのは何となくわかると思います。じゃあ、時間制限がきつくないっていうところから何が言えるのかっていったら、冒頭のところ、書き出しを始める前に構成をある程度練れるっていうことになりますよね。

時間制限がきつい場合って、構成にそんなにたくさん時間を割り当てられないっていう人も多いと思うんですよ。でも、繰り返しになりますけれども、横浜市の場合は、少なくとも特別区に比べれば時間制限はきつくはありませんので、書き出しのところで、構成をじっくり練る時間はあると思います。

したがいまして、是非皆さん方にあっては、時間制限はきつくはないからしっかり構成を練ろうと。こういう感覚は持っておいていただきたいなというふうに思っております。

内容をコンパクトに

しかしですね、時間制限はきつくはないんですけれども、そのかわり何を意識しなきゃいけないのかと言いますと、内容をコンパクトに、というところなんですよね。

これが特別区の経験者採用試験とは違うところになって参ります。どういうことかと申しますと、特別区の経験者採用を受けた人だったらわかると思うんですけれども、結構たくさん書くなっていう感じでしたよね?

とくに最後の方なんてすごい疲れるじゃないですか。それに比べると、横浜市って、750字しか書けないんですよ。ですから、1300字とか1400字とか、そのぐらいに慣れていた人にとっては、750字ってものすごい少なく感じると思うんですよね。

つまり、思った以上に書けないな、ということになってくるんですよ。本当はもっとこんなことも書きたい、あんなことも書きたいっていうのがたくさんあると思うんですけれども、横浜市の場合には、書き過ぎないっていう意識がとっても重要になってきます。

そうしないと、750字を平気でオーバーしちゃうぐらい、そのぐらい書いてしまうことになりかねませんからね。ぜひここは気をつけておいてください。特別区の場合には、人によっては内容を膨らまそう膨らまそうっていう感覚だったと思うんですけども、横浜市の場合には逆の感覚が必要になります。

つまり、どうやってコンパクトにしようか、どうやって削ろうか。こういう感覚が重要になって参ります。したがいまして、校正の段階でこういう流れで書いていこうっていうのをきっちり考えた上で、これは書かなくてもいい話だなと思ったら、容赦なくそれについては書かないというような感覚ですね。

何を書くかというよりも、どちらかというと「何を書かないか」という感覚のほうが、横浜市では重要になります。これもぜひ意識をしてみてほしいところですね。

中期計画を参考に

そのうえで、内容面についてはどういうふうに対策をしていけばいいんだろうか?ということなんですけれども、まず横浜市の論文はですね、特別区経験者採用でいうところの課題式論文、そういうスタイルで出てくることもあれば、職務経験論文みたいなスタイルで出てくることもあるんですよね。

直近3ヶ年ぐらいに関して申し上げますと、この課題式論文と職務経験論文をミックスさせたようなタイプのものが続いております。ですので、トレンドがこのまま続くのであれば、皆さん方が受ける年についても、課題式論文と職務経験論文が混ぜ合わされた形で出題されるだろうと我々は予想しています。

そのうえで、なんですけども。課題式論文と職務経験論文、それぞれどういう形で対策をすればいいかなという話なんですけれども、課題式論文についてはですね、おそらく特別区経験者採用を受けてる方であれば、それなりの対策はしてきたと思うんですよ。

でも、横浜市を受けるってなったら、横浜市の課題式論文にどう対応するかっていうことが必要になりますよね?そのために、自分はもう基本的な型は身に着けてるんだけれども、こっから横浜市について、どういうふうに知識を入れていけばいいですか?何を知っておけばいいですか?と聞かれたら、一番おすすめなのは横浜市の中期計画、これに目を通しておくことですね。

これは大変参考になります。Googleで横浜市中期計画とかって入れると出てくると思うんですけれども。これはですね、横浜市がこの4年間の間でどういうことをやっていこうかっていう計画。それを公表してるんですよね。具体的には、この中期計画の狙い、そして基本姿勢、9つの戦略、こんな感じですね。

あとは横浜市の今後の行財政運営についてのスタンス、こういうものもまとめられてます。結構読みやすい形になってるんですよね。

ですので、課題式が出てきたらどうしようっていう不安を抱いてらっしゃる方の場合には、是非中期計画ですね、目を通してみるといいと思います。

ただしですね、この中期計画、割合にボリューミーなんですよ。確かですね200ページぐらいあるんですよね。コラムとかも入れると。で、さすがにですね、皆さん方社会人が全部読むっていうのはちょっと現実的じゃないと思うんですよ。

じゃあ、どうしたらいいんですかっていうお話になってくるわけですけれども、これですね、調べていただくと、同じページに概要版ってのが出てると思います。その概要版、ページ数が16ページなんですよ。しかも、非常に簡潔にまとまってる。

なので、ちょっと全部読むのは無理だなとか、もう時間もないしみたいな、そういう人の場合には、概要版に目を通しておくだけでも参考になると思います。

職務経験を明示

次に、論文の内容が、職務経験論文寄りだった場合にどういうことを意識すればいいかっていう話なんですけれども。全ての受験生に意識しておいて欲しいのが、どこが自身の職務経験なのかをわかるように書いて欲しいんですよね。

どういうことかと申しますとね、例えばGravityで論文添削、あるいは個別のコンサルティングでお話を伺ったりとか、論文を拝見したりとかする機会が多々あるんですけれども、論文を読んでも、どこがあなたの職務経験なんですか?っていうのがわかりづらいケースが多いんですよね。

もちろん人にもよるんですけれども。これ、理由ははっきりしておりまして。先ほど来申し上げているように、横浜市の論文は750字しか書けないんですよ。つまり、あんまり文字が書けないわけじゃないですか。だから、特別経験者採用とかと比べると、自身の職務経験のことをミチミチっと書くこと自体ができないんですよね。

その結果、読み手にとって、どこがあなたの職務の話なんですか?っていうのがわかりづらくなっちゃうんですよね。で、文字数の制限が厳しいっていうのは、これ自体はもうどうしようもないじゃないですか。じゃあどうしたらいいのって言ったときに、ここが私の職務経験なんです!っていうことを、わかりやすく示すことですよね。

具体的にどうすればいいのかって言ったら、「私の経験では」とか「私の職務経験の中では」っていうふうに、ここが私の職務経験です!っていうことを、くっきりはっきり書いていかないと、読み手にスルーされてしまうと思います。

とくに職務経験論文のスタイルであった場合、自身の経験を絶対に書かなきゃいけない。指定されてるわけですからね。

もしそれを書けなかった場合には、減点くらっても文句は言えない訳です。

ですから、もし職務経験を記述せよ、みたいなスタイルで出題があった場合には、わかりやすく、ここが私の職務経験です!っていうのをはっきりくっきり書くこと。明示すること。

これを強く意識しておいていただきたいと思っております。

論文も手を抜かない

ということで、今回は横浜市社会人採用試験の論文対策ということで、4つのポイントをご案内をいたしました。

今日申し上げたポイントをきっちり押さえておいていただければ、少なくとも平均よりは良い評価を狙っていけると思います。冒頭でも申し上げたんですけれども、横浜市は面接重視と喧伝されておりますので、どうしても面接のほうに力を入れて、論文に力を入れてない方が多い。

ですけれども、上位合格をしている人や、確実に合格を勝ち取っている人たちは論文に力を抜いていません。ですので、論文でもしっかりした評価を狙っていく。これが横浜市の合格においてはとっても大事になってくると思います。

是非論文対策も抜かりなく頑張っていきましょう。

それでは、また次回の動画でお目にかかりたいと思います。ありがとうございました。

公務員試験社会人採用Q&A

下記の記事では、公務員試験 社会人採用(経験者採用)受験生の皆さんからいただいた相談の一部と、それに対する私の回答をまとめています。

なお、ご質問はGravity公式LINE(市役所・県庁専用)から受け付けております。

この記事の筆者
筒井夢人

社会人採用研究所を運営している筒井夢人と申します。プロ講師として、社会人採用の指導を専門的に行っています。その経験を基に、このサイトでは公務員試験「社会人採用」について発信しています。

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