【横浜市社会人採用】エントリーシートの注意点

【相談内容】

現在、地元の市役所で働いており、大学時代東京に住んでいたのですが、首都圏にまた戻りたいと思って横浜市の受験を考えています。

エントリーシートの志望動機に彼女と婚約を考えていることを記入すべきですか。

それとも話す際に言ったほうがいいですか。

【はじめに】

結論から申し上げますと、私なら記入はしないと思います。

その理由について、以下に申し述べたいと思います。

なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

内容を絞り込む

なぜかと申しますと、これは横浜市のエントリーシート、書ける文量がすごく少ないからなんですよね。

ちょっと説明していきたいと思うんですけれども、横浜市って申し込みの段階で、エントリーシートを入力しなきゃいけないじゃないですか。で、どういう分量、あるいはどういうスタイルになってるのかっていうのを説明しようと思うんですけれども、今年こんな感じになってますよね。

志望理由200文字、7行以内で簡潔に入力してください。

つまり200文字しか書けないんですよね。200文字ってどれぐらいかっていうと、ツイッターで言うのであれば、1ツイートとちょっとぐらいの分量しか書けないわけじゃないですか。

で、それ以外のところにもこの話は当てはまります。例えば、それ以外で言うと、

成果や達成感を得た経験、200字以内、7行以内で具体的に入力してください。

やっぱり200字以内ですよね。ということは、めちゃめちゃコンパクトに書かざるを得ないじゃないですか。

それ以外のものもリストアップしていくと、

・セールスポイント
・改善したいところ
・ゼミ、研究課題
・得意な科目、得意分野など
・趣味
・特技

いろいろあるわけですけれども、全てに簡潔に入力してくださいっていうふうに記述があるんですよね。ということは、短めに、コンパクトに書かざるを得ないわけじゃないですか。

ということになってくると、本当に必要な情報しか入れられないっていうことになります。となると、入れなくてもいいんじゃないの?っていう情報については、大胆にカットしていくことが必要になってきますよね。

横浜市が典型ですけれども、本当に分量が短いところにおいて重要になってくるのは、必要な情報だけを入れて、これは入れるかどうか迷うな~って情報は大胆にカットするというところであります。イメージとしてもっておいていただきたいのは、こういう組織、横浜市が典型ですけれども、こういう組織の場合には、エントリーシートは「予告編」のイメージをもっておくといいと思います。

ドラマだったりとか、アニメだったりとか、映画だったりとかで、予告編ってあるじゃないですか。本編がだいたいこんな感じです、みたいなのをすごくコンパクトにギュッと凝縮したものを伝えていく、みたいなものがありますよね。

残念ながら質問者さん含めてね、横浜市をお受けになる方、これを見てくださってる方の情報をエントリーシートや面接カードで全て伝えきるっていうのは現実的に不可能です。ですから、そういうときには、いかに短い枠で、自分にとって本当に伝えたい情報を伝えていくか。

この意識がとても重要になってきます。

でね、例えば予告編で言うと、アニメを例にあげて紹介をしたいと思うんですけれども。

私ドラゴンボールがすごく好きなので、ドラゴンボールを例にご案内をしたいと思うんですけれども、例えばですよ、世界の鳥山朗が、ドラゴンボールのアニメ予告を見せるっていうときに、悟飯とビーデルさんのラブロマンスをわざわざ予告に入れるかっていわれたら、どう考えても入れないですよね。もう絶対入れないと思うんですよ。

もちろんね、悟飯とビーデルさんのラブロマンスはそれはそれで重要だと思うんですよ?
思うんですけど!いや、そこじゃないでしょうと。

例えば悟飯の話を入れ込むんだったら、どう考えてもビーデルさんとの話じゃなくて、セルとの激闘だったりとか、魔人ブウとの戦い、このあたりを予告編に入れていくべきですよね。なんでかっていうと、それがドラゴンボール本編において一番重要な話だからじゃないですか。

でね、この意味でいうと、これ、お手本みたいな予告編がドラゴンボールにあるんですけど、それは何かっていうとですね、予告編でこういうのがあるんですよ。

ヤムチャ死す!おそるべしサイバイマン

ていう予告があるんですよ。これはぜひYouTubeとかで見ていただきたいなというふうに思うんですけれども。

もうこれだけでどういう話なのかっていうのが一発で伝わるじゃないですか。ヤムチャが死ぬんだ…っていうところと、サイバイマン…マジでやばそう…っていう感覚が、それだけでちゃんと伝わりますよね。非常に良い予告だな思います。

だから、例えばヤムチャがろうが狼牙風風拳を使えるとか、ブルマの元彼だとか、そんな話はどうでもいいんですよ。

それも大事でしょうけれども。でも、それって予告に入れ込む話ですか?って言われたらどう考えても違いますよね。

ですからね、話を戻すと、質問者さんが横浜市の志望理由だったりとか、あるいはそれ以外のところでも結構ですけれども、伝えたいメッセージだったりとか、伝えたい内容っていくつかあると思うんですよ。それを見比べてみたときに、例えば質問文にあるような婚約者がいてっていう話が、それらと比べたときに重要かどうかですよね。

僕はそれ以外に、より重要で伝えるべきメッセージっていうのがあるんじゃないかなというふうに思います。ですから、尺が短いというところを踏まえると、婚約者との話云々というよりは、自分にとってもっと重要度の高い話を入れ込んでいく、優先的に話していく、書いていくっていうのが大事かなというふうに思ってます。

書ききれない内容は

じゃあね、婚約者云々の話、個人的には入れたいなと思ったんですけど…どこで入れていけばいいんでしょうか…って言われたら、それは質問文にもあったんですけども、面接に入ってから、話すタイミングがあったら入れていくっていうのが一番いいんじゃないかなと思います。どういうことかっていうとね、例えば、志望理由について面接で聞かれるじゃないですか。

で、自分にとって重要なもの、これは伝えたいなっていうところから伝えていったとしますよね。それで例えば、いろいろ話をしたと。

でも面接が、何かそれ以外に志望した理由ってあります?って聞いてきたとするじゃないですか。そうしたら、実は私事なんですけれども、って感じで、スッと添えて出していくみたいな感じですね。

メインとしてボーンと出してはいかないんだけれども、これも一つの理由です、っていう形でスッと出していく。そういうのが一番いい塩梅なんじゃないかなと個人的には思ってます。

ということでもありますので、まとめると、エントリーシート、とくに横浜市みたいに尺の短いところでは、本当に重要な内容だけに絞り込んで書いていく。これは面接に入ってからでもいいかなっていう情報については、思い切ってバッサリカットしていくっていうのが大事な感覚です。

見せられるのは予告編だけだと、ぜひそういう感覚を持ってみてください。で、面接に入ってから、もうちょい丁寧に話したいなって思ったときに、そういう情報を入れ込んでいけばそれで大丈夫という感じであります。

とくに横浜市の場合は、エントリーシートはもちろん大事ですけれども、どっちかっていうとそのエントリーシートを使いながら話していく面接のほうが超重要というところでもありますので、ぜひエントリーシートを骨格にしながら、きっちり話したい内容を整理して、面接に挑んでいただければなというふうに思っております。

エントリーの提出期限までそんなに時間がないと思うので、現実的にこれ以降のところでお答えするのは難しいかもしれませんけれども、ただ面接までのところでいろいろと質問も出てくるでしょうから、また聞いてみたいことがあれば、言っていただければなと思っております。

それではまた次回のお悩み相談でお会いしましょう。ありがとうございました。

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この記事の筆者
筒井夢人

社会人採用研究所を運営している筒井夢人と申します。プロ講師として、社会人採用の指導を専門的に行ってきました。なお、自身も社会人採用枠を受験しており、特別区・横浜市・仙台市・国家公務員(係長級)などに最終合格しています。

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