【特別区】経験者採用か大卒程度か

相談内容

現在27歳で、特別区を志望しております。大学卒業後、現在約4年間民間企業で勤務をしております(営業職)。

①現在の民間企業を退職し、5月のⅠ類試験を目指して勉強に専念する
②3月末まで現在の会社で勤務し、9月の経験者採用試験を目指す(この場合は3月末で退職する予定です)。

上記2つの選択肢でどちらにすべきか悩んでおります。

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【特別区】経験者採用かⅠ類か

Ⅰ類の合格可能性

まずは1つ目の選択肢である「会社を退職してⅠ類の採用試験を目指す」という方向性を検討してみたいと思うんですけれども。結論から申し上げますと、この選択肢はなかなかタフな道のりになるかな、という感じがいたします。

どうしてかと言いますと理由はシンプルでありまして、5月の採用試験、今から準備して間に合うかな?というのが、ちょっと微妙なところだと思うんですよ。というのは、おそらく既に質問者さんやこれを見てくださってる皆さん方にあっては、色々募集要項とかで採用試験の中身について、Ⅰ類のものと経験者採用試験のもの、それぞれ見比べたりとかなさってるとは思うんですけれども。

改めてご説明をしますと、Ⅰ類採用試験の場合には教養試験と論文試験だけではなくて、専門試験が課されるわけですよね。この専門試験の中には、憲法、民法、行政法。

そして私が担当しているようなマクロ経済学、ミクロ経済学、財政学。それ以外にも政治学、行政学、社会学、経営学ということで、大学レベルの学問についてある程度しっかり勉強する必要が出てくると。

それを考えたときに今から間に合うかな?というのはやっぱり疑問ですよね。例えばですけれども、質問者さんは現時点でまだ働いてらっしゃるということですから、例えば退職するということになると早くても11月末とか、場合によっては12月中とかそういう形になると思うんですよ。

そこから本気で勉強できる期間って、長く見積もっても12月、1月、2月、3月、4月ということでたった5か月しかないわけですよね?これは、Ⅰ類の採用試験を考えたときには結構厳しいと思う。

実際、私がTACに勤めていたときにも、Ⅰ類の採用試験を受けている方々だと、早い方だと4月とか5月とか6月このくらいから学習をスタートしているんですよ。ということを考えますと、質問者さんが12月からのスタート、あるいは場合によっては1月からのスタートだったときに、この人たちと戦えるかというと、やっぱり難しいんじゃないかなと、個人的には思います。

もちろん、質問者さんの学歴とか基礎学力、こういったところが分からないので一概に絶対間に合うとか、間に合わないとかそういうことはなかなか言えないんですけれども。ただ、私が指導してきた範囲で申し上げますと、12月とか1月から目指して合格できるか?と言われたときに、その可能性が高いとはやはり言えないな、というのが率直な印象ですね。

ですので、Ⅰ類の採用試験を検討していらっしゃる場合には、来年の試験というよりはむしろ再来年の試験を射程として検討していくといいんじゃないかなと思います。それであれば、例えば来年の4月、5月、6月このくらいからスタートすれば順調に合格を勝ち取ることはできると思いますので、こっちもちょっと検討してみていいんじゃないかなと個人的には思います。

なお、Ⅰ類採用試験については、Gravity講師の森田りさ先生が優れた解説記事を書いてらっしゃいます。こちらも併せてお読みください。

退職は勧めない

ということで、来年どうしても特別区を受験していきたいんだという場合には、私はⅠ類採用試験よりも経験者採用試験の方が合格可能性は高いのではないかと思います。もちろん、この辺りは私どもGravityが社会人採用とか経験者採用に関してサービスを提供しておりますので、ポジショントークだろうと思われても仕方ない部分もあると思います。

ですので、この辺りは少し割り引いて聞いていただければと思いますが、ただ、そう申し上げた上で1点だけちょっと気になる文言がありました。それは何かと申しますと、この第2案ですね。

すなわち「経験者採用の受験を検討していく」この選択肢において、どうも質問者さんは来年の3月末で仕事を退職しようと思ってらっしゃると。そういう記述がありました。

ここに関してですけれども、私は退職することは絶対にお勧めいたしません。とくに経験者採用試験、あるいは社会人採用でもいいですけれども、これらの試験においてはやはり平均的には倍率が非常に高いわけです。

ということは何かと申しますと、要するに合格確率よりも落ちる確率の方が高いわけです。仮になんですけれども、落ちたときに質問者さんが仕事を辞めちゃってます、ということになるとその後どうするの?という話になるじゃないですか。

当たり前なんですけども、おそらく自ら生計を立てていらっしゃると思うんですよ。その場合にはメシ食うことすら困ることになりかねませんよね?

ですので、私自身はやはり社会人採用や経験者採用を念頭に置いたときには、仕事を辞めるという選択肢は基本線としては取るべきではないと、強く思っております。もちろん、例えば質問者さんの実家がすごく太いとか、経済的に貯金がものすごくあるので大丈夫です、という場合には話は違うかもしれませんですけれども、多くの方はやはりそうではないわけですよね。

ということを考えると、仕事を続けていきながら試験勉強もしていくというのは大変だとは思うんですけども、落ちたときに「とりあえず飯が食える状況をキープしておく」というのは僕はものすごく重要なことだと思っています。ですので、仮に第2案の方向、すなわち経験者採用で受けていこうかなといったときに、仕事を辞めるというオプションについては少し再検討してみた方がいいんじゃないかなと個人的には思います。

併願のススメ

ただ、選択肢①の中にも選択肢②の中にも「退職を予定している」という文言がある以上、質問者さんとしては、おそらく一刻も早く今の仕事を辞めたいという気持ちが相当強いんじゃないかなと思います。ですので「いや、辞めるべきじゃないですよ」と私どもが申し上げても、たぶん辞める方向を
検討してらっしゃると思うんですよね。

ですので、じゃあ、もしも仕事を辞めた上で経験者採用試験、社会人採用試験あるいはそれ以外でも結構ですけれども、受験をしていきますといったときに、ちょっと意識してみていただきたいことがありまして。

それは何かと申しますと「可能な限り特別区以外の組織も併願をしていきましょう」ということであります。すなわち、先に申し上げたとおり、やはり経験者採用や社会人採用を受験していくときに、例えば特別区なら特別区だけを受けていくというのはかなりリスキーな選択肢ではあるわけです。

だとすれば、特別区で万が一、億が一残念な結果に終わってしまった。この状況に備えて、他の組織もたくさん併願をしておいた方がやはり安全ではありますよね?

例えばですけれども、Gravity生においても特別区単願という方ももちろんいらっしゃいますけれども、中には色々な組織を併願してらっしゃる方も結構いらっしゃるんですよ。例えば典型的な併願先で申し上げますと、横浜市、神奈川県庁、そして三鷹市、八王子市、西東京市。

あるいは、例えば東北ご出身の方々だと仙台市もこの辺りに入って参りますけれども、いずれにしてもGravityを利用しているような、いわゆる「どうしても特別に入りたい!」というような方々であったとしても、併願先をある程度確保しているというのが実情でありますので、ぜひ質問者さんにあっても「特別区が第1志望!」というところはあると思いますが、可能な限り併願先は確保していく方がいいんじゃないかと個人的には思います。

実際、様々な組織を併願することによって、皆さん方、質問者さんは筆記試験に対する慣れ、あるいは面接試験に対する慣れ、ということで全体的な公務員試験に関する試験慣れを手に入れることができると思います。

それは結果として第1志望、本命である特別区経験者採用試験の合格可能性もドンドン!という形で高めてくれるに違いありません。ですので単にリスクを下げるという観点だけではなくて、第1志望の合格可能性を高めるという観点から申し上げても、併願を検討していくことにはやはり大きな価値があると思いますので、ぜひ質問者さんにあっても、今は特別しか考えていないかもしれないんですけれども、様々な併願先を検討してみるのがよろしかろうと思います。

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✅特別区経験者採用の体験談(合格体験記)

Gravity受講生の体験談(特別区経験者採用の合格体験記)を下記URLからご覧いただけます。