相談内容
筒井様、いつも動画拝見させていただいております。
表題の件でご質問させていただきます。
営業職への転職も公務員への転職も動機としてはいずれもポジティ
ご教示いただけますと幸いです。
何卒、
YouTube
YouTube文字起こし+補足
早期退職は不利になるか
なるほど。
これは社会人経験者の方から非常によくいただく質問ですね。
質問者さんは国税をお受けになるっていうことなんですけども、この質問自体は、どちらかというと経験者採用枠で公務員試験を受ける方からよくいただくんですよね。
ですので質問者さんだけではなくて、経験者採用枠で公務員試験を受けていこうという方々を念頭に置きながらご案内をしていきたい、そういうふうに思っております。
まずはですね、質問文の中に、
比較的早期での転職となっております。この場合公務員試験について不利に働くことはありますでしょうか
ということで、早期退職とか早期の転職ですよね、これがネガティブな影響を及ぼすのかどうかというお話、ここから申し上げたいと思います。
で、結論から申し上げますと、少なくとも早期退職、早期離職っていうのが、即座にネガティブな影響を及ぼすっていうことは、私はないというふうに思っております(それだけで不合格になることはない)。
これに関してはですね、これまでの動画でも折に触れてご案内をしてきたところですけれども、公務員試験に合格するか不合格になるかというのは、筆記試験のスコアと、面接の評定、これが全てであります。
ですので、それ以外のファクター、例えばどれぐらいの早さで退職しているのかどうかというのは、仮に影響を及ぼすことがあったとしても、その影響は非常に軽微なものであると考えるほうが自然ではないかなと私は思ってます。
実際に私が指導してきた範囲では、一番早く仕事辞めちゃった方、どのぐらいだったのかっていうと、1ヶ月っていう方が最速でしたね。
入社した会社を1ヶ月で辞めて、その後公務員試験を受けるようになったという方がいらっしゃいました。
でもね、これもきちんとした理由があったんですよ。
この方は営業職としてある会社に入ったんですけれども、とてつもないブラック企業だったらしいんですよね。
労働条件も極めて劣悪で、営業職として入って当然営業をするわけですけれども、本当詐欺まがいの営業みたいなことをさせられてたらしいんですよ。
で、事前に調べてはいたんだけれども、そこまではわからなかったらしいんです。
で、入ってみてこりゃやばい、ということでもうスパンと辞めて、そっから公務員を目指し始めたっていう方がいらっしゃいました。
1ヶ月での離職っていうのは、おそらく質問者さんとかこれを見てくださってる方の感覚だと、はやっ、ていう感じだとは思うんですよ。
ですけれども、この方、きちんと勉強頑張っていたっていうのもあるんですけれども、公務員試験、いろんなところに合格してましたね。
具体的に挙げると、特別区とか県庁ですね。
どこの県庁かってのはちょっと言えないんですけど。
あとは国家一般職と国税、それ以外に市役所とかもちゃんと受かってました。
で、もしも早期離職・早期退職がとてつもなく大きなネガティブインパクトを及ぼしているのであれば、こういう戦果は出てこないと思うんですよ。
もちろんこの方、さっきも言ったとおり、筆記試験の勉強もめちゃくちゃ頑張ってました。
もちろんそれもあると思うんですけども、もしも面接に対して早期離職・早期転職が、凄まじいほどの影響を及ぼしてるんだったら、全部受かりましたって話には絶対ならないと思うんですよね。
でも受かってる。
じゃあ、どういうことなの?って言ったら、それは早期離職・早期退職っていうのがそこまで大きなインパクトをもたないんじゃないんですか、っていうことの一つの証左ではないかと。
ですので、質問者さんが、質問文の中には半年っていうふうに書いてありましたけれども、半年で辞めていたとしても、それ自体が大きなネガティブインパクトをもつってことはないと考えていいと私は思っています。
転職回数は不利になるか
で、次の質問に移りたいと思うんですけれども、質問の中にこういうのがありました。
営業職への転職も公務員への転職も動機としては、いずれもポジティブなものになりますが
ということで、ちょっと転職回数が気になってらっしゃるところなんですかね。
ですので、転職回数はどういう影響を及ぼすのかって話を次にしていきたいというふうに思うんですけれども、結論から申し上げますと、転職の回数っていうのも、少なくとも、直接的にはネガティブな影響を及ぼすことはないと思います(それだけで不合格になることはない)。
で、これに関しても、私が実際に指導してきた範囲で言うと、経験者採用枠、特別区の経験者採用枠をお受けになった方だったんですけれども、5回の転職経験がありましたね。
おそらくなんですけども、年齢にも依存しますが、一般的な感覚、通常の感覚から言うと、5回の転職経験があるっていうのはそこそこ多いって感じがしますよね。
少なくとも、これを見てくださってる皆さんにとっては割と多いんじゃない?っていう印象だと思うんですよ。
で、この方は5回の転職経験があって、それぞれ働いてた期間もそこまで長いわけではないんですよ。
なんですけれども、この方も特別経験者採用試験、受験をしてきっちり合格なさってます。
特別経験者採用試験は、論文もそうですけれども、面接の影響がすごく大きいと考えられる組織です。
もしもですよ、転職回数がネガティブな影響を及ぼすんですっていうことだったら、面接が重要な役割を果たす特別経験者採用試験に受かるはずがないと思うんです。
でも受かってる。
じゃあどういうことなの?って言ったら、それは転職回数そのものがネガティブな影響を及ぼさないからじゃないんですか?って考えるのが自然ですよね。
ということでもありますので、とくに質問者さんみたいに、例えば2回転職経験がありますとか、あるいは3回経験がありますとか、そういう話は特段気にする必要はないと思ってます。
ストーリーをつなげること
ですので、例えばこれを見てくださってる皆さんが沢山の転職経験がある場合も、おそらく気にする必要はないので、安心していただきたいなと。
ただし、この早期離職とか転職回数について、最後に申し上げたいことがあって。
ぜひですね、それぞれの転職におけるストーリーですよね。
一番最初の就職から、公務員試験を受け始めますっていうところまで、いろいろ転職の物語があるわけじゃないですか。
そのストーリーをですね、ぜひ繋げていってほしいんですよね。
これは強く意識していただきたいっていう感じです。
どういうことかと申しますとね、これ質問者さんに即して言うのであれば、最初、事務職として就職したわけですよね。
で、事務職として就職して、営業職に転職しましたと。
つまり、ジョブ・チェンジをなされてるわけですよね、職種そのものが。
としたときに、面接官は何が気になるだろうか、あるいは私だったら何を聞くのかっていうと、そもそも大学生のときに何で事務職になろうと思ったんですか?って質問します。
だって、その後営業職にいってるわけじゃないですか?
だとしたら、何で最初から営業職に行かなかったのかな?って考えると思うんですよね。
少なくとも私だったらそういう質問をします。
ですので、大学生のときにどういう感じで就職活動をしていて、どういう経緯で事務職に至ったのかっていうところは、繋げていく必要があります。
こういう理由でここに至ったんです、っていうふうに、点と点を繋げていくことです。
そしたら次、その事務職を半年でお辞めになられてるわけじゃないですか。
それ自体は別にいいんですよ。
じゃあ、次に何を考えなきゃいけないのかって言ったら、半年で事務職から営業職に転職した理由って何なの?ってとこですよね。
もちろん、質問者さんはポジティブな理由で意思決定なさったという話だったんですけども、単にポジティブだっていうだけじゃなくて、なんで?っていうところですよね。
つまり、初めて会う面接官が聞いたときに、なるほど!それだったら確かに転職するかもね!そういうふうに感じられるようなストーリーですよね。
細かい話はいろいろあると思うんですけれども、ものすごくシンプルに繋げていくことが大切です。
こういう感じで元々事務職だったんですけど、こういう理由で営業職にジョブチェンジをしようと思ったんです、っていうことをきっちりストーリーとして繋げていくこと。
点と点を繋げていくことです。
で、営業職として今何年か働いてらっしゃるっていうことだと思うんですけれども、じゃあ何でいよいよ営業職から公務員になろうと思ったんですか?っていうところ、ここも繋げていく必要がありますね。
ということで、大学生のときにどういう感じで就職活動をしていて、それで事務職になって、事務所から何で営業職に行ったんですか?営業職から公務員ってのは何で?っていうところ、ここをきっちり繋げておくことです。
もちろん、話せないような事情だったりとかもあると思うんですよ。
でも基本線としては、包み隠さず話していくほうが納得してもらえるんじゃないかなと私は思います。
ただ、ちょっとこれは面接では言えない…みたいなものは言わなくていいと思うし、言うべきではないかもしれませんけど。
いずれにせよ、基本線としてはきっちりストーリーを繋げていく。
そして、そのストーリーを繋げていくときに、これは入れておかないと相手に納得してもらえないな…っていうものについては、抵抗があったとしても話していいんじゃないかなと思ってます。
まぁ、このあたりについては実際プロに聞いてみて、そこは入れたほうがいいでしょう、いやそこは入れないほうがいいと思いますとか、いろいろ判断を仰いでみるといいでしょう。
ということで、まとめますと、早期退職・転職回数は、直接的には面接試験の評定に影響を及ぼすことはないと考えます。
ただ、たくさん転職経験があるんですとか、ものすごく早く仕事辞めたんですっていう場合には、なんで?っていうところ、きっちり理由をクリアにしたうえで、それぞれの意思決定、それぞれの点をきっちり繋げて、点ではなくて線として、ストーリーとして見せていくことを意識していただければと思っております。
ということで、また次回のお悩み相談でお会いしましょう。
ありがとうございました。
✅無料LINE登録で有料級情報プレゼント!
公務員転職希望者なら登録必須の公式LINE!
合計約2000名が登録中で、既に有料級情報を手に入れてます!
✅LINE限定情報の配信
✅登録特典のプレゼント
✅イベント(定員制)の優先案内
✅時事対策に役立つ最新情報を提供
⬇️無料登録はコチラ⬇️
≫Gravity公式LINE