相談内容
自然科学の特に物理、化学について勉強しているのですがどうしても理解できないところがあり、捨て科目にしようか悩んでいます。
昨年、国家の一次試験に合格したのですが二次の面接で不合格でした。
今年もいくつか受験しようと思って勉強しております。
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捨て科目の是非
もうね、こういう質問を待ち望んでいましたよ。
まずはですね、この捨て科目云々について、私自身も元受験生としてお話したいことは山のようにありますけれども、ポイントを絞り込んでご案内をしていきたいと思います。
まずそもそもですね、捨て科目、いいんですかっていう話なんですけれども、結論だけを言ってしまうと、私は大いにアリだって思ってます。
で、いろいろ理由はあるんですけれども。
社会人採用、経験者採用、氷河期採用、名前は何でも結構ですけれども。
現実的にですよ、社会人の方が働きながら、全ての科目を勉強できるかっていうと、僕、どう考えても不可能だと思うんですよね。
学生の方だったらまだ話が違うと思うんですよ。
時間がたっぷりありますし、勉強だけにリソースを集中させることができますからね。
ですけれども、質問者さん含めて、これを見てくださってる皆さん方、ほとんどの方が働きながら公務員試験を受けていくわけじゃないですか。
つまり、日々労働を強いられていて、使える時間はごくわずか。
中にはですね、ご家庭があって、お子さんの子育てをしなくちゃいけないっていう人もいるでしょう。
そういうことを考えてみますと、全ての科目にリソースを投下するっていうのは、僕は現実的にできないと思います。
私自身、特別経験者採用試験、横浜市社会人採用試験、国家公務員の係長級の試験など、様々な試験を受験してきまいりましたけれども、捨て科目、バッチバチに作ってました。
これは私だけではありません。
Gravityの代表でいらっしゃる奥田先生も、公務員試験を受けるとき捨て科目をやっぱり作ってらっしゃいました。
そして何よりもですね、Gravityの利用者の方々、捨て科目大量に作ってます。
それでも勝てるわけですよ。
何でかって言うと、経験者採用試験、あるいは一般に社会人採用試験といわれるものでは勝負のわかれ目は教養試験ではなくて、論文試験と面接試験だからなんですよね。
ということでもありますので、社会人で働きながらですっていう方々の場合には、捨て科目を作るのはアリなんじゃないか。
大いに検討すべきだと思ってます。
全部の科目を抱え込んで、結局何にも勉強できないとか、中途半端に終わっちゃうっていうよりは、自分なりに科目を絞り込んだ上で、そこを徹底的に鍛えていくっていうやり方も大いにアリだと思っております。
不安なら「捨て分野」
ただしですね、もしかしたらこれを見てくださってる皆さん方の中には「そうは言っても捨て科目をたくさん作るのはちょっとな…」って、不安を抱いてしまう方もいると思うんですよね。
そういう方々にご検討いただきたいのは、捨て科目ではなく「捨て分野」。
これを考えてみていただきたいなと思うんですよ。
どういうことかと申しますと、ある科目を丸ごと捨てるとかではなくて、ある科目の中の「この分野は捨てておこう」とか、そういう発想があるんじゃないかなと思うんですよね。
例えば、私が担当している社会科学の経済を例に挙げてみますと、経済の分野においては、ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学っていう分野があるんですね。
で、この中で、例えばミクロ経済学はちょっとわからないから、マクロ経済学と財政学のところだけはやっておくとか、そういう発想もあり得るんじゃないかと思うんですよね。
つまり、質問者さんの場合だったら「物理と化学の中でこの分野はどうしても理解できない…だからここは捨てておこう。でも、それ以外で理解できるところだけは拾っておこう」みたいな発想が十分あり得ると思うんですよ。
イチゼロで完全に捨てるか完全に拾うかではなくて、60%とか70%とか、自分が拾える分野だけ拾いにいく発想もアリなんじゃないかと。
とくに質問者さんが「物理と化学についてある程度勉強してるんです。でもどうしても理解できない分野が多少あるんです」っていう場合には、その多少の分野を捨てて、他のところを拾っていく発想が現実的かもしれませんよ。
一次合格している事実
しかしですね、そう申し上げた上で、質問者さんに注意喚起をしておきたいと思うんですけれども。
質問者さんは昨年国家を受験したときに1次試験は通過してらっしゃるわけですよね?
で、面接試験で敗れてしまったわけじゃないですか。
だとしたら、おそらく今年、これから再チャレンジをしていこうというときに考えなければいけないことは、教養対策というよりは、むしろ面接対策なんじゃないのかって思うわけですよね。
どういうことかっていうと、質問者さんは物理と化学でどうしてもわからないとこがあったわけですよね?
で、昨年受験をしたときには当然わからない状態で挑んだと思うんですよ。
でも、一次試験に合格してらっしゃるわけじゃないですか。
それが事実ですよね?
だとしたら、ちょっとその辺りの手抜いても一次試験は突破できるっていうことの証左だと思うんですよ。
でも面接を突破できなかった。
だとすると、質問者さんが今年どういうことをやればいいのかって言ったときは、一次は突破してるんだから面接対策に軸足を置くかっていう発想がここではぜひとも必要になってくるように思います。
で「教養試験突破できるかなぁ…」と不安になってしまう気持ちは大変よくわかるんですけれども。
ただ質問者さんは、一次試験を突破してらっしゃるわけじゃないですか。
でも面接っていう関門をブチ破れなかったと。
だとすると、面接っていう関門をブチ破るために今年は面接対策に重点を置く発想がすごく重要になるでしょう。
社会人採用の場合には対策に充てられるリソースがすごく限られているので、教養と論文と面接にそれぞれどのぐらいのリソースを配分するか。
この配分の問題が、大学生と比べたときにものすごく重要になってきます。
限られたリソースをどういうふうに配分していくか、そのリソースの配分の問題をじっくり考えた上で、今後、試験対策を続けていただければと思います。
それでは、また次回以降のお悩み相談でお会いしたいと思います。
ありがとうございました。
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