【国税専門官】仕事がきつい…転職したい…

社会人採用

相談内容

私は現在国税専門官として籍を置いているのですが、昨年から仕事内容や職場環境が合わずに休職してしまいました。
唯一受かったのが国税専門官だったので、渋々働くことにしたのですが、入庁前から、親や友人から「仕事内容が自分にあってないのでは?もう少しよく考えたら?」ということを心配されていて、自分もその不安をずっと感じながら、入庁し研修を受けて税務署に配属されて実際に働いてみると、やはりこの仕事や上司、職場の雰囲気が自分にあっていないと思い、それが日々の自分のストレスになってしまい仕事ができなくなる体になってしまいました。

休職してしばらくすると体は楽になり、さらには時間のゆとりもできたので、勉強をして2020年度の国般の筆記試験には通ることができ、官庁訪問に参加したのですが、受けた官庁が全滅してしまい、どこからも内定が貰えぬまま終わってしまいました。
幸い、最終合格して名簿に載ることはできたので、今年も官庁訪問に臨んだのですが、ここまでどこからも内定を取ることができずに今に至ります。

今は民間へ転職することも視野に入れているのですが、書類選考で落とされることが多く、日々憂鬱な気持ちになっています。
正直、手詰まりな状態になり、どうしようか悩んでいます。

こんなだめな私にアドバイスしていただけないでしょうか。

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【国税専門官】仕事がきつい…転職したい…

YouTube文字起こし+補足

なるほど。
非常にお辛い状況でらっしゃると思いますので、まずはね、ご自身の体だったりとか、あるいはメンタルですよね。

大事にして、しっかり休んでいただきたいなというふうに思ってます。
それとね、一番最後のところに駄目な自分にってあるんですけども、いや全く駄目だっていうことはないと思うんですよね。

仕事が単に合ってないだけだと思うんですよ。
なので、自分を責める必要ってのは全くないんじゃないかなというふうに思いますね。

で、そのうえでね、私もね、いろいろ申し上げたいことはありますけれども、いただいたご質問の範囲で、私が答えられること、アドバイスできること、参考になるようなことを話していきたいなというふうに思ってます。

官庁訪問は終わったわけではない

まずはですね、ご質問、いくつかあったと思うんですけども、まずはちょっとこの部分ですか、ちょっと読み上げたいと思います。

質問文の中に、幸い、最終合格して名簿に載ることはできたのですが、今年も官庁訪問に臨んだのですが、ここまでどこからも内定を取ることができずに今に至りますっていうことなんですけれども。
まず申し上げておきたいのはね、官庁訪問、今年のところですけれども、まだ終わったわけではありません。

でね、質問者さんがおっしゃってるのは、いわゆる前半戦のところですよね。
人事院面接が始まる前段階での、いわゆる一番最初の官庁訪問のところ、これに今年挑まれたと。

で、残念ながらね、どこからも内定を得ることができなかったということなんですけれども。
でも、人事院面接の後のタイミングで、また官庁訪問するタイミングってあるじゃないですか。
でしょ。

なので、まだ終わったわけではありません。
ですから、これから後、後半戦のタイミングでね、官庁にアタックをしていくってことはできると思いますので、まだそこまで絶望的になる必要、悲観的になる必要っていうのは、私はそれほどないんじゃないかなというふうに思います。

実際、私の教え子だったりとか、あるいは直接の知り合いにも、前半戦のところでは内定を得ることができなかったんだけれども、後半戦のところでしっかり内定を得ることができましたとか、あるいは地方の出先機関も含めてですけれども、こういうところから連絡があって、行ってみたら即日内定みたいなことっていうのも普通にあります。
なので、まだそこまで絶望する必要はないんじゃないかなっていうのが私の意見であります。

地方の出先機関を狙っていくのもアリ

で、あと次のところ、ちょっとこの部分が気にかかりました。
受けた官庁が全滅してしまい、っていうところ、この受けた官庁っていうところにちょっと引っかかったんですけども。

これ、おそらくなんですけれども、本府省庁のことおっしゃってますよね?
あくまで勘なんですけども。

なんとなくなんですけど、官庁っていうふうに受験生が言う場合って、それって霞が関の本府省庁を指しているケースが多いんですよね。
もし違ったら申し訳ないんですけども。

でもその場合にはね、やっぱり霞が関、すなわち本府省庁って官庁訪問が激戦になりがちなんですよ。
もちろんね、これは統計的なデータがオープンされているわけではないのでNoエビデンスなんですけど、少なくとも私の体感だったりとかからすると、明らかに本府省庁は官庁訪問の戦いが結構厳しい。

採用のプロセスも、ちょっとだけブラックボックスだなって思うところが多い。
なんでこの人が落っちゃうんだろう?っていうことが結構あるんですよね。

その場合、どうしたらいいのかっていったときに、質問者さんだったりとか、今年の前半戦、官庁訪問の結果が振るわずにどうしようかなって思ってらっしゃる方は、地方の出先機関を積極的に狙っていくのがいいんじゃないかなというふうに思いますね。
で、地方の出先機関の場合にはね、本府省庁と比べたときに採用人数はそこまで多くはないんですけれども、そこを第一志望にしていく方がそこまで多くないんですよ。

少なくとも、本府省庁と比べたときにはね。
なので、ちょっと行ってみましたっていうので、即日内定をもらえるケースっていうのも結構多かったりします。

もしかしたら質問者さんだったりとか、これを見てくださってる方の中にはね、本府省庁でバリバリ仕事してみたかったっていう人もいると思うんですよ。
で、それ自体はすごく尊いことだと思うんですよね。

でも例えばね、地方の出先機関だって、国家行政の権能の中で、すごく重要な役割を担ってると思うんですよ。
労働環境も、あくまで比較的に、ということにはなってしまいますけれども、本府省庁よりは働きやすい環境が多いかなというふうに思います。

これもNoエビデンスで、私がいろいろ聞いてきた範囲で、にはなってしまうんですけれども。
例えばね、本当は本府省庁で働きたかったんだけれども、ちょっとそこはご縁がなくて、出先機関から連絡があって、行ってみたら即日内定をもらえたので渋々働くことにしたんだけれども、そしたら職場環境も結構いいし、割と定時に近い形で上がれて、まったり楽しくやってます、みたいな教え子が結構たくさんいます。

なので、質問者さんの場合には、もしかしたら本府省庁ではなくて、そういう出先機関ですよね。
後半戦のところでは出先機関をメインで見てみるのもいいのかなっていうふうに思ってます。

今の仕事のどこが合っていて、どこが合っていなかったのかを整理すべき

で、最後に私のほうからなんですけれども。
これ質問文の中のところにね、入庁し、研修を受けて税務署に配属されて、実際に働いてみると、やはりこの仕事や上司、職場の雰囲気が自分に合ってないなというふうに思ったと。

でね、この感覚自体はすごい大事だと思うんですよね。
やっぱり働いていく中で、合う・合わないって必ずあると思いますので。

なので、それを自分で自覚していて、ちょっと違うかも…という感覚をクリアにもってらっしゃる質問者さんは、私から言わせるとすごくいい線いってるんじゃないかなっていうふうに思いますね。
で、ここから転職をしていきたいっていうことだと思うんですけれども、今メインで考えてらっしゃるのは、国家公務員なわけじゃないですか。

官庁訪問にアタックしてるっていうことですからね。
もちろん民間も検討してらっしゃるとは思うんですけど。

でもね、その前段階として、ちょっとやって欲しいなって思うことがありまして。
それは何かっていうと、今の国税の仕事のどこは自分に合っていて、どこが合っていないと思うのかっていうのを丁寧に整理してみてほしいんですよね。

どういうことかっていうと、今質問者さんは国税の仕事、合わねーなというふうに思ってらっしゃるわけですよね。
で、雰囲気が合わないなっていうことなんですけども、もうちょっと丁寧に、ココとココとココが合わないっていうのを、丁寧に整理してみる。

同時にね、合ってるとこ、あるいはちょっとレトリックを変えると、まだ我慢できるなっていうところもあるとは思うんですよ。
少ないかもしれないけど、それも整理してみる。

そういう形で自分にとって合うところ、あるいは我慢できるところと、合わないところ、あるいは我慢できないところ、こういうのを整理してみるじゃないですか。
そうすると、いろんな特徴が出てくると思うんですけれども、仮になんですけれども、自分にとって合わないとか、我慢できないっていうような特徴が、割と行政のどの組織に行っても当てはまりますよ?みたいな特徴だった場合、次も公務員に転職したら、また大変な目に遭うかもしれないですよね。
でしょ?

どういうことかっていうとね、質問者さんは国税の仕事が向いてないなっていうふうに思って転職を考えてるわけですよね。
でも国税が向いてないのは確かかもしれないんだけれども、もしかしたら公務員そのものが向いてない可能性ってのがあるじゃないですか。

で、その場合に国家一般職だったりとか、あるいは地方公務員だったりとか転職していくと、やっぱりまた辛いことにあっちゃうんじゃないかというふうに思うんです。
なので、そこは気をつけるべきだと思うんですよ。

つまり、自分が国税に向いてないだけなのか、それとも公務員に向いてないのかっていうのを丁寧に整理してみるべきだと思いますね。
で、ここからは私の実体験を話そうと思うんですけれども。

私自身は、これを見てくださってる方はご存知だと思うんですけども、もともとは行政官、公務員をしておりました。
そっから転職して、予備校の講師、つまり民間企業ですよね。

ちょっと特殊な仕事ではあるんですけど、に行ったわけですよ。
で、最初に行政官の仕事をやっていて、転職するっていうときに、行政の中で転職をするっていう意思決定も当然できたわけです。

なんですけれども、私はその意思決定をしませんでした。
なんでかっていうと、自分は単にこの仕事に合ってないんじゃなくて、行政の仕事が合ってないなって自分ではっきりわかったからです。

いろんな公務員の仕事の特徴を当時まとめました。
そこで浮かび上がってきた、自分が我慢できないなっていうような特徴、割と行政組織のどこに行っても多分当てはまるなっていうものが多かったんですよね。

なので、その状況から他の行政官の仕事、公務員に転職していっても、また合わねーってなるだけだなっていうのが自分でわかってたんですよ。
で、自分は話すのが得意で好きだから、それをメインでやれるような仕事は何かないかな?っていうところで、予備校の講師。

とくに自分は公務員試験を実際に合格しているし、受験勉強をしたこともあるので、公務員を目指している人たちにその実際を伝えていく、教えていくような仕事が合ってるかもと思って転職をしたんですよね。
その意思決定自体は、今現在においても妥当だったんじゃないかなと自分では思ってます。

でも、なんでそういう意思決定ができたのかって言ったら、自分の中で、合うところと合わないところ、我慢できるなっていうところとできないなっていうところを丁寧に整理してみたからじゃないかなって思ってるんですよね。
なので、ぜひ質問者さんにあっても、今の仕事、国税の仕事のどこが合っていて、どこが合わないのかってのを整理して、そのうえで、国税が向いてないだけだなって判断ができたのであれば、国家一般職だったりとか、場合によっては地方公務員への転職を検討してみてもいいと思います。

でも、ちょっと我慢できないなっていう特徴が、行政組織のどこに行っても当てはまるって場合には、民間企業への転職を考えていくのが一番いいんじゃないかなというふうに思いますね。
でね、もちろん民間への転職っていった場合には、今は書類選考で落とされているっていうことなので、ちょっと爪を研ぐ必要はあるかもしれません。

例えばわかりやすいところでいうと、自分が優秀であることを示すためにTOEICの点数でハイスコアを狙ってみるとか。
あるいは、国税で働いてらっしゃるっていうことであれば、簿記何級かを持ってらっしゃるかもしれないんですけれども、簿記2級や1級を目指してみるとか。

いろんな打ち手があると思うんですよ。
でも、いずれにしても、民間に転職すべきなのか、あるいは公務員の業界の中で違う仕事に行くべきなのかは、今の仕事のどこが合っていて、どこが合わないのかっていうのを丁寧に整理してみたうえでのほうが、絶対に意思決定としてイイものになってくると思います。

質問者さんが公務員に向いてない場合には、国税以外の公務員になったとしても、また合わなくてちょっと辛い目にあってしまうかもしれない。
それは、我々の時間が有限であることを踏まえると、すごくもったいないことだと思うんですよ。

なので、まずは自分のどこが今の仕事に合っていて、どこが合わないのかを丁寧に整理してみるところから、いろんな意思決定を始めてみていただきたいなと思います。
とはいえ、休職を経て、今もしんどいところがあると思うんですよ。
精神的にも、肉体的にもね。

なので、自分の体を第一にして、ゆっくりゆっくりそういう意思決定をしていっていただければなというふうに思ってます。
それでは、また次回のお悩み相談でお会いしましょう。

ありがとうございました。

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