相談内容
①特別区受験について:私は過去に就職の機会になかなか恵まれず、現在に至るまで政令市で会計年度任用職員として勤めています。他自治体からの受験は不利でしょうか?
②経験者採用と氷河期採用:当方、役所での勤務期間が民間勤務期間よりもずっと長いため、上記の試験のどちらを受けるべきでしょうか?
③試験対策について:経験者採用および氷河期採用の出題傾向に違いはありますでしょうか。また独学、予備校への通学ならばどちらがより合格へ近づきますでしょうか?
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YouTube文字起こし+補足
他自治体からの受験
今回のご質問は「特別区受験について」とはあるんですけれども、もう少し一般化した上で経験者採用と氷河期採用どっちを受けようかなと悩んでいる方向けに、少しお話をしてみたいと思っております。
1つ目のご質問が、要するに「ある自治体を受けたいんだけれども、自分が今、他の自治体とか他のエリアで働いていてっていう場合に、受験をして勝つことができるのか?」というご質問だと思うんですね。
結論から申し上げますと、他のエリアとか他の自治体にいたとしても、合格を勝ち取ることは十二分に可能です。
実際例えば、今年Gravityで様々なエリアですね、経験者採用の最終合格者出ておりますけれども。この最終合格者の中には、他の自治体で働いてますとか、他のエリア出身ですという方、たくさんいらっしゃいました。
過去の合格者ということで申し上げますと、札幌市、仙台市、特別区、横浜市。こういった大きな自治体から、それほど大きくない自治体(市役所等)これらに関しても、やはり他のエリアで働いていたとしても最終合格を勝ち取ってらっしゃる方大勢いらっしゃいますので、他の自治体で働いてるから不利になるのかな?とか、他のエリア出身だけど大丈夫かな?とか、あまりそういったことこだわらなくても大丈夫じゃないかなというのが私の考えであります。
経験者or氷河期
次のご質問が「経験者採用を受けるか、氷河期採用で受けるか、どっちで受けようか?」こういうご質問だと思うんですね。
これにつきましては、質問者さんとかこれを見てくださってる皆さん方、お一人おひとりの属性によっても異なってきますし、自治体によっても多少変わってくるところはあると思うんですね。
ただし、一般論として申し上げますと、私自身は氷河期採用よりも経験者採用の方が合格可能性は高いんじゃないかなと思っております。
理由は明快でありまして、それは「倍率に違いがありすぎるから」というところですね。これは特別区に限りませんけれども、やっぱり多くの自治体においては、経験者採用よりも氷河期採用の方が圧倒的に倍率が高いんですよね。つまり、経験者採用の方が倍率が全体として低い傾向にあると。
ということを考えますと、やはり勝率という意味では、経験者採用の方が戦いやすさが出てくるのではないかなと思います。ですので、他の条件が一定であれば、これを見てくださってる皆さん方にあっては、おそらく経験者採用を受験した方がいいとは思います。
ただし、色々な事情が質問者さんとかこれを見てくださってる皆さん方にもあると思います。質問者さんに関して申し上げますと、今現在、非正規の職員として仕事を続けてらっしゃるわけですよね。
これを考えますと、氷河期採用の趣旨には合致すると思うんですね。と言いますのも、以前の動画でもご案内をしたところでございますけれども、氷河期採用の試験そのものは、基本的には「氷河期採用と言われる時代に時代に恵まれなかっただけで、正規の職につけませんでした」こういう方々への救済措置として実施されているものでありますので、今現在、非正規の仕事を続けてらっしゃるということであれば、氷河期採用の試験の趣旨には十二分に合致すると思います。ですので、受験を検討する余地はあると思います。
ということで、例えばこれを見てくださってる皆さん方のうち、今非正規の職に就いている
という方の場合には、もちろん私自身は経験者採用の方が戦いやすいかなとは思いますけれども、就職氷河期採用、こちらも併せて検討していく余地はあると思っております。
ただし、質問者さんに関して申し上げると、今現在非正規の職で、且つ自治体(政令市)にお勤めになってらっしゃるわけですよね。つまり、広い意味で言うところの「公務員としての経験がある」わけじゃないですか。
それを考えますと、どうして氷河期採用なのかな?って、受験をしたときにちょっと思われちゃうんじゃないかなと思うんですよね。
と言いますのは、要するに質問者さんは、経験者採用も受験をすることができるわけじゃないですか。公務員としての経験もあるわけですよね。だとしたら「どうして経験者採用の方を受験されなかったんですか?」という風に、ちょっと思われちゃうんじゃないかなという気がいたします。
ですので、いわゆる非正規の職に就いてらっしゃる方々の場合には、就職氷河期採用を検討する余地は大いにあるんですけれども、例えば質問者さんのように現職で自治体とか、政令市、市役所こういったところにお勤めの方の場合には、基本線としては経験者採用の方がやはり
いいのかなと個人的には思っております。
出題傾向の違い
最後3つ目が、試験対策についてのご質問ですね。
具体的には、まず「出題傾向に経験者採用と氷河期採用で大きな違いがあるのか?」という内容だったと思いますけれども。
基本線としては、経験者採用と氷河期採用出題の傾向に関して大きな違いがあるわけではございません。つまり、どちらもほとんど同じようなものであるとお考えいただいて大丈夫かなと思います。
もちろん自治体によっては、例えば、経験者採用の方では問題のレベルが大卒程度試験レベルで、氷河期採用の方では基本的には高卒程度の問題が中心になってくるので、そういった問題の難易度での多少の違いはございますけれども、出題の傾向として大きな違いがあるわけではございません。
ただし、いわゆる論文とか作文とか、このあたりについては多少違いがあるかなと思っております。
と言いますのも、例えば経験者採用の場合には、ある社会課題について論文を書いてくださいとか、あるいは職務経験について書いてくださいというような「論文」と言われるスタイルが多くあります。
それに対して氷河期採用の場合には、傾向的には「論文」というよりは「作文」が出題されることの方が多いかなという印象がございます。もちろんこれは、自治体によっても多少の違いというのはございます。
例えば、特別区の場合ですと、経験者採用でも氷河期採用でもどちらも論文を書くという形になってまいりますので「氷河期採用=作文である」とはなかなか言い難いところもありますけれども、全国的な傾向というところで申し上げると、氷河期採用の場合には作文のことが多いかなという印象はございます。
独学or予備校
最後のご質問が「独学で挑むのがいいのか、予備校に通うのがいいのか、どちらがいいのだろうか?」こういったご質問だったと思います。
これにつきましては、質問者さんやこれを見てくださっている皆さん方が置かれている状況とか、経済的な事情ですね。こういったものによっても大きく変わってしまいますので、一概にこちらの方が良いというのはなかなか難しいところはあります。
で、なんですけれども。多少ポジショントークにはなってしまうかもしれませんけれども、それでもですね。他の条件が一定の場合には、やはり予備校に通った方が合格可能性が高いのは間違いないんじゃないかなと思っております。
と言いますのは、例えば教養試験に関して申し上げると、おそらく予備校を使わずに独学であったとしても十二分にトレーニングを積むことはできるかと思います。
と言いますのも、市販の教材の中で優れているものというのは非常に多いので。こういったものを使って自学自習を進めていくという形でも、教養対策は間違いなく完成するんじゃないかな、そういう風には思います。
ただし、論文あるいは作文、そして面接についてだけは、第三者の評価を仰ぐことなしに実力が上がっていくということはなかなかないように私自身は感じております。
ですので、例えば質問者さんやこれを見てくださってる皆さん方にあっては、「教養試験は独学で挑もう。でも面接と論文に関しては予備校を使ってみようかな」とか。すなわち独学でいくのか完全に予備校を使うのかという意思決定ではなくて、部分的には独学で挑んで部分的には予備校を使おうかなとか、そういった折衷案を考えてみるのが一番現実的なんじゃないかな
と思っております。
いずれにいたしましても、経験者採用にしても氷河期採用にしても、どちらも倍率が決して低いわけではございません。ですので、使えるものは何でも使っていくというマインドセットで試験に挑んでいくのが一番いいのではないかと個人的には思います。
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